例えば、クライアントから受け取ったモデルデータがあったとします。しかし、そのまま加工に使えるものをいただける事は稀です。CimatronのNCソリューションは、強力なCAD機能を標準で備え、加工の効率を上げるための様々な工夫が施されています。
そのワークフローの一例をご紹介します。
モデル加工に必要な作業
外周の角だれ防止に対する面延長や穴埋めも簡単。ソリッド、サーフェス、ワイヤーフレーム混在での作業が可能。
また、モデルの曲率や勾配角度の解析もでき、最終使用工具の選定やアンダーカットの有無を簡単に確認できます。
パス計算前に必要情報取得し、Zピッチ制御
選択工具や諸条件を考慮し計算前に加工結果をプレビューできます。プレビューでは残りストックや加工に必要な工具突き出し長さを算出できます。
Zピッチコントロール
Zピッチを一定に細かく刻むのではなく、平面に加工パスを追加し、斜面のピッチを細かくする機能あり、加工時間を短くする工夫をし、また、送り速度の最適化も可能です。
等高線+走査線による全体仕上げ加工
走査線による加工では、パスを延長する機能があり、面倒な補助面作成の作業を削減できます。また、余分なアプローチ・リトラクトは発生しにくくなっています。
想定以上に削り残ってしまったストック
仕上げで削れなかった隅部などを、小径工具を使いクリーンアップで加工しますが、残り量が多い場合には工具への負荷が大きくなり工具破損する危険があります。クリーンアップでは工具への負荷を配慮した荒加工の動作を付加することができます。
